ゲーム会社のスマホアプリ開発日誌 13 ~α版完成~
α版完成
α版が完成しましたので、社内検証に入りました。
α版の目的は、
- ゲームバトルシステムの概要の把握
- ゲーム性の確認
- 今後制作するコンテンツの方向性の検証
- 要望等を出す為のたたき台
といった所です。
α版は上記目的を達成させるものなので、制作者達はα版から「このまま進めたらどのような出来になるのか」を想像して評価を加えます。
なのでα版検証はある程度の想像力が必要なのと、同様にディスカッションによって今後の出来を確認する為のコミュニケーション能力が必要になります。
また、α版から追加削除の仕様を検討・提案する能力も求められますので、検証する人達はそれなりにセンスが求められますです。
「何かよくわからないけど、つまんないね」
「何だ、これじゃ売れないよ」
とか言う人は向いてません(きっぱり)。
「Wizbook」でのα版定義を作成し、その定義に基づいたものを作成しました。
ひとまずオンスケジュールで実装達成(ぱちぱち)。
α版検証開始

私がダウンロード直後のプレイヤーを演じてプレイします。
ディレクターから説明を受けず、そのままプレイ。
どこで戸惑ったり、すんなり遊んだりしているかをチェック。
プレイしながら、感じた事をそのまま口で伝えます。プレイ実況?かな?
ちなみに初心者プレイヤーをロールプレイする癖がつくと、UIが少しややこしいガジェットや少し難しいゲームを上手く使えなくなる職業病のようなものがついてします場合がありますです。
別に空気が読めない訳じゃない筈なんですが、気が付かないような何というか目の前の「決定」ボタンが目に入らず、他のボタンをひたすらペチペチ叩くような病気になります。
分かりづらくてすいませんが、要は熟練した初心者になってしまいます。
デバッグ症候群には以下のような症状があります。
- 意味もなく画面端をたたく
- ポリゴンの角に突進する
- 全てのボタンを全力で連打
- 逆に何も入力しない。本気で。
- 表示にも気が付かない。全力で。
- 卑猥な単語や反社会的表現を入力したがる。
さて閑話休題。

これは途中で出てきたモンスター
takech_「なんぞ?!」
ponaso「豆腐です」
takech_「ああ......豆腐なんだこれ」
豆腐とは、仮素材としてよくある白い四角の事を言ったりする、スラングです。
亜空大作戦なゴリラじゃありません。
開発中全ての画像を用意するのは大変なので、プログラマーがとりあえず白い四角の画像を使って動作確認したりするのですが、白い四角なので「豆腐」です。
web系とかですと、フォントで表示できないテキストが豆腐と言われたりします。
で、うちの豆腐は目がついてるらしいです。
湯豆腐にしたら、半分の目はつぶってるんでしょうね。かわいい。
社長にも見せて議事を開始します。
α会議
皆で動作確認をした後、要望・提案・感想等意見を出します。
これらを基に、β版での仕様を決めたり、スケジュール調整を行います。
会議では、下記のような意見が出ました。
要望
- テキストの文字色変化をつけたい
- ダンジョン移動中も呪文書のページめくりを出来るようにしたい
- 敵にゲージが欲しい
- 豆腐を本番に出したい
- 魔法の溜まるゲージがわかりやすいと良い
- 炎魔法の中でも、溜めスピードが違うとかあるとい
- 敵の属性がわかりやすいと良い
- 撃っちゃいけない敵が出てくるといい
- のけぞり値をつける
提案関係
- 呪文書を左にめくっていったら、ブッキーの顔が現れるとかどう?
- 呪文書の右側が何もないのが寂しい。左には耳があるので、尻尾とか
- 攻撃を外したら殺傷のなさそうなものになって飛んでいくとか(結婚式の鳩)
- ブッキーのセリフ枠は無しにして、フォントに影つけるのも考えている
感想関係
- オークが思ったより良い→攻撃モーションがキモイ
- 曲がった瞬間に一瞬暗くなるのが、あまり気にならない
- 音楽が素晴らしい
- ファイ太郎を撃つと落ちる?
- 属性が優勢なのが強い、という風にしたい
- ブッキーがウザキャラなのがいい
- ダンジョンでキャッチーな部分が欲しい→キャラ絵など
社長要望
- ボリュームや仕様はミニマムで、クオリティは高く
- 初動のダンジョン数は少なくて良いが、絵のクオリティやゲーム性は高く
これらをもとに、β版以降での調整を行っていきます。
うん。結構真面目な仕事だ。
つづく