ゲーム会社のスマホアプリ開発日誌 30 ~データ量の制限~
iPhoneは100MB以上のアプリはWi-Fiネットワークに接続するかPCのiTunesを使わないとダウンロードできないとなってます。
なのでインストールで「このアイテムのサイズは100MBを超えています」って言われるとDL率が大幅に落ちてしまうです。
できればサクサクとインストールしてもらって、サクサク遊んでもらって欲しい。
んでもって「つまんねー」と言われてアンインストールされるなら良し。
「んだよDLできねーじゃん」と言われてインストールすらされないのは勘弁な話でございますです。
そのような訳で、アプリのデータ量について確認。
今のところは大丈夫そう。ただし、アップデート時に十分な量を確保しておきたい。
可能な限りはアプリ側でデータはもっておきたいというのが、今回のプロジェクトの要望です。
l_eye[dir]:何か一番大きいの?
kome[pln]:大魔法の演出が一番大きいですね
大魔法はいわゆる「ボム」通常弾の魔法に比べて、画面の大きな面積を占めるエフェクトがあります。
AfterEffectで作ったシーケンシャルPNGで今は表現してます。
いわゆるパラパラマンガ。
もともと大きいサイズになるだろうなあと思われていたので、枚数は少なめにしてたんですが、やっぱり大きい。
l_eye[dir]:削りたいね。処理でうまくいく?
盲獣[grp]:パーツ分割してFlashでアニメーション作成、属性に関わらない共通部分と属性ごとの部分とを作る事で圧縮はできるね。
keiichi[prg]:とりあえずPNGを圧縮しますんで、それで様子みませんか?
l_eye[dir]:では圧縮して様子見、その後Flashで構成を試みてみるという方向で。
とまあそんなやりとり。
他の部分はどうか?というと
l_eye[dir]:ダンジョンデータは?
kome[prg]:そんなに大きくないです
l_eye[dir]:ではどんどんダンジョン増やしても大丈夫ですね
という事らしいので、アップデートでは問題なさげ。
データ圧縮はテクニカルな部分が多いので、プログラマーやグラフィッカー、プランナーなんかが顔突き合わせて相談して処理方法を考える事が結構あります。
制限設けてその中で効果的な手法を考えるというのも楽しいもんですね。