自分のアイデアは必ず誰かが思いついている

私は企画アイデアを考える時に必ず心に留めていることがあります。

それは、

「自分のアイデアは必ず誰かが思いついている」

ということです。

まず、私は天才じゃありません。

ましてや発生確率250億分の1の異能生存体でもありません。むせません。PSでもありません。

パイルバンカーかっこいいです。

私がアイデアを閃くのは、

  • 市場ニーズ
  • 世界的環境の変化
  • 流行

等、様々な要因が自分に影響し、その結果として思考が導かれているからだと思ってます。

即ちグローバルな環境を共有している他の人も思考が同じ結論に達する可能性が高いのです。

ですから、アイデアが思いついたらすぐにネットで検索します。

自分が思いついた事ですから、説明文は想像がつきます。

その説明文のキーとなる言葉、つまりキーワードを検索します。まんまです。

大概は一発で検索結果が出ます。

で、だいたい近似か完全に一致する内容になります。

ある意味自分のアイデアは正しかった事になります。嬉しいけど、ちょっと悔しい。

自分が遅かったか、実力が足りなかったかのどちらかです。

問題は検索されなかった時です。

やった!とばかりに作業に入るのは危険です。

良い子の諸君!

よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが

「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが

大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。

王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!

と、偉い四次元殺法コンビがおっしゃってました。

自分のアイデアは、ダメな所があるから実現しなかった。

と考えるべきです。

そこで、「何故実現しないのか?」を考える作業に入ります。

先人が思いついたけど、実現させなかった原因がある筈です。

だいたいアイデアを思いついた瞬間から数時間は、テンションが上がってて考えが偏っている場合が多々ですから、後日賢者になった自分にお伺いをたてるのが一番です。

一回寝て、翌日あたりに先日の自分の戯言を確認します。

だいたいは、「そりゃあ、無理だよ」っていう事になります。

ただ、「無理だけど解決策がある」なら是非検討すべきです。

解決策がなかったら、もう捨てます。

実現しない原因がどうしても分からない場合は、他の人、特に異業種の人に意見を求めてみましょう。

法律的にダメとか、技術的にダメとか、色んな所で実は無理、みたいな事があるかもしれません。

色々検討した結果、

「こうすればうまくいく」

という事になって、初めて企画書にしてみたりします。

この後は信念をもって進むことになります。

というわけで、

自分のアイデアは必ず誰かが思いついている

という考えは、企画のデバッグ手法として結構有効ですし、色々勉強できるものだったりします。

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