社内研修にTRPGマジオススメ 補足
先日のエントリーについて釈明
「社長のダイス目について語らないとはどういう事だ?」
とクレームをいただきましたので、ここで釈明させていただきます。
先日の研修では社長は進行役に徹しておりまして、ダイスを振る事はございませんでした。
よって社長のダイス目について説明する必要が無いと判断し、割愛させていただいた次第です。
ただそれでは一部方々にご不満があるかと存じますのでここの場で失礼ながら説明させていただきます。
うちの社長はダイス目が極めて悪いです。まじで。
どうやらHJニコ生系含む一部界隈では、うちの社長はダイス目が悪い事で有名らしいです。
んまあダイス目もそうなんですが、もともと勝負弱いんですけどね。
具体例
社長がマスターしてるD&Dキャンペーンの話です。
いよいよパーティーが神話級になったので、私のキャラクターも神話の運命を選択する事になりました。
ちょっと考えて「ハーヴィンジャー・ドゥーム」をとる事にしました。
「ハーヴィンジャー・ドゥーム」はどんなものか簡単にいうと、
1.自分の攻撃ロールで1がでたら振りなおせる
2.敵の攻撃ロールで1がでたら敵は朦朧状態になる
というもの。
「ハーヴィンジャー・ドゥーム」を選択したのはパーティー4人中2人(打ち合わせ無し)。
セッション中、敵が3回も朦朧したんでヌルゲー決定。
こういうのをメタゲームっていいます。
あ、当然ですがうちはどんなTRPGでもオープンダイスですんでガチです。
ロールマスターの痛打表振る時もオープンダイス。
TRPGは悪魔のゲーム
そんなTRPGですがキリスト教からは「悪魔のゲーム」呼ばわりされている所もあるようで。
有名なコミックにDARK DUNGEONSってのがありますね。
あらすじ(ネタバレ注意!)
D&Dに夢中な若者がいて
D&Dの陰謀で悪魔教団に入信して
現実とバーチャルの区別がつかなくなって
マイキャラ死んで絶望して自殺する友達見て
悩んだら教会にいって
ルールブック焼いたら救われました
というかんじです。
神聖モテモテ王国なみのテンプレストーリーです。
しかしここに登場する若者はなかなかのハードプレイヤーでございまして、
筋金がはいってるですよ
- DMが用意するのはゲイリー・ガイギャックスばりのデスダンジョンでセーブ判定もなく即死な必殺の罠
- レイズデッドしないクレリック。
- 死んだらテーブル追放というプレイヤーBAN
- 日常もなりきる筋金入りのロールプレイ派
- \23,000-くらいするガルガンチュアブルードラゴンを所持する女子
というハードコアなプレイスタイル。
作者はどこのコンベンションでひどい目にあったんでしょうか。
罠即死喰らった挙句「クソシーフ、お前は死んだんだから消えろ!」言われるとかどんだけ殺伐としたプレイなんだよ。
日本ならワイト7匹部屋にシーフ置き去りホールドポータルそっ閉じが関の山ですよ。
D&Dが"闇のゲーム"はある意味正解?
そして主人公のプレイヤーは現実世界でマインドコントロール系呪文を欲しがるんですが、きっと普段からコンビニで「ファミチキください」と心に念じてたんでしょう。
BBA様から呪文をいただいて効果の程を聞くと、「すごいわ!D&Dに反対してたお父さんから200ドル分のルールブックとフィギュアを買ってもらったの!」とはしゃいでます。
思うんですけど......
TRPGにはまりサークルを立ち上げ同人誌も書いた挙句にサークル仲間と会社立ち上げ、更に社名をサークル名「ラムダ」からとったようなオッサンがもし娘が出来たならこんなイタい趣味をもって欲しくない、と思うでしょうよ(娘にクソマスター言われる一部の酒飲み同業者除く。ご無沙汰しております)。なのに結局
「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん」
とか手ふりながらコッチ向いて真剣な眼差しで唱えられたら......
それはもう
「ああ......こいつもそうなってしまったか......」
と達観と憐みと諦めから
一緒に黄色い潜水艦に行ってしまうでしょうよ。
むしろ生暖かくも微笑ましい家族像じゃないですか。すばらしいでしょ。
てか父親の気持ちが痛い程わかるわ。
俺の中の中二病と黒歴史を呼び覚ますのは娘の呪文か......フッ......