TRPGで会社研修 ~D&Dエンカウンターズ~

前回

ゲーム企画会社なんでTRPGくらいはできて当然。

TRPGマスターをこなしてこそゲームプランナー初心者を名乗れるというもの。

と豪語している弊社。若干ウソですけど。

まだTRPG遊んでない社員にプレイを強要する研修を開始しました。

通常業務終了後に社長理念のもとサービス残業強要する空気を作るとはまさにブラック企業の鑑。

暗黒企業のサビ残はD&Dだ。RoleMasterでないだけありがたいと思え。

弊社の棚には「パラノイア」「クトゥルーの呼び声」と最近流行のTRPGがありますが今回はD&D。

ゲームバランスを数値的に見るのには良いんですよね。

クトゥルーは

  1. 案件発生から要求定義
  2. 業務企画提案
  3. 調査、報告
  4. 問題特定と解決手法の提案
  5. トラブルシューティング
  6. デスマーチ

と、コンサル業務のひととおりを1セッションで行える、良いツールだと思います。

SAN値直送なあたりもコンサル向け。

でも今回はゲームバランスやレベルデザイン等の研修なのでD&Dが向いてると思いますので、そっち。

特にD20システムは確率計算しやすいので、バランスデザインの感覚をつかむには適当だと思います。

 

尚私の中では下記TRPGはかような効能があると思います。

D&D:確率計算

RoleMaster:データテーブル作成

クトゥルー:問題解決手法

パラノイア:マルチプレイ思考

迷宮キングダム:データ生成エンジン作成

さてプレイ

201410220.jpg

仕事終わってTRPGするなら「水曜夜は冒険者!」でお馴染みのD&Dエンカウンターズが適当。

D&DエンカウンターズはTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の公式イベントで、毎週特定の時間(日本では毎週水曜日19:00~21:00頃)、各地のゲームショップで同一のシナリオをプレイします。

1シーズンは十数回のセッションからなる連続シナリオとなってますが、プレイヤーは単発で参加可能なので気楽にプレイができるものになってます。

なんだろう、ふらっと雀荘いって卓囲む感じでTRPGできる企画ですね。

弊社社長はエンカウンターズを使ったホビージャパン様のニコ生に出演していたので、そこらへんのリソースやノウハウが豊富。

あとフィギュアも非常に多く持っているので環境としてはベストなのかな。というかんじです。

エヴァードが残した影

今回は「エヴァードが残した影」をプレイ。

TRPG経験者はl_eye[dir]のみ(ただしD&D4thは初めて)で他プレイヤーは全員TRPG初心者。

マスターは社長、私はマスターのお手伝い。

ただ前回Wrath of Ashardalonをプレイして肩慣らししてますんで説明は楽。

201410141.jpg

これ

更にプレロールドキャラクターを用意して、キャラ選択してプレイしてもらう事で時間短縮。

さっさとプレイ開始。あとは死にながら覚えればいい。

こなれた初心者プレイ?

導入部のロールプレイ部分は初心者故のたどたどしさが初々しいです。

自己紹介もままならないあたりがかわいいもんですね。

何かネタ仕込んで笑いとらんと気が済まないプレイヤーにまみれると、ああ自分もこんな時代があったなあ......と遠い目にならざるを得ないです。

ストーリーはパーティーがとある町の宿に入ったら「幽霊が出るんだよ」みたいな噂が耳に入るが、「んなアホな」と聞く耳もたずにいると大変な事になるって話。しかもその幽霊みたいな奴がなんか凄い奴らしい。タイトルネタバレはD&Dの常。

んで適当にウダウダして夜になり、宿の中でキャラクターが寝ていると夜襲。

ガーゴイルとシャドウフェルのストーカーがあらわれた。

さあ戦闘だ!

1ターン目、けいいち[prg]のティーフリングウィザードが即効フルボッコで何もできずHPが0に。

全員プギャー。

宿の部屋ごとにキャラクターが分散していたので、各個撃破のピンチ。

やっぱりさ、エンカウンターズの難易度って高くない?と不安に。

でもまあプランナーがプレイヤーやると飲み込みが早いものでして、3ターン目あたりから徐々に反撃に転じるように。

敵の脆弱性をついた攻撃やら、戦術的優位を理解して立ち回ったりして、初心者にしては上手い。

ロールプレイはたどたどしいけど、タクティカルにぬっ殺すのはこなれとる。多分すぐに数値バランスも理解するんだろうなあ。

社長のダイス目にも助けられて(3ファンブル/戦闘)何とか全員死亡せず戦闘終了。おーよく頑張ったのう。

終電近いのでセッション終了。

つづきは次回ということで、マイキャラを作るかそのままプレロールドでプレイするかは選択する事に。

プレイ感覚やルールを次第に熟知してくとどうなるか、またこれがプランナーとしてどう成長の助けになるか、今後が楽しみですです。

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