ゲーム開発の見積りについて考察 [8]
「機会損失」を加える
開発遅延による営業チャンスが失われることで売り上げが落ちたり、諸経費がかさむことがあります。
この「機会損失額」を見積りに加えてみることで見積り評価を修正してみましょう。
6日納品で売り上げを見込んでいるプロジェクトで、1日遅れる毎に\200の売り上げ損失があるとします。
Aさん一人で仕事をまわそうとした結果、日程が6日伸びましたので、\200×6=\1,200の機会損失があると考えます。
見積項目 | 金額 | 日数 | 合計 |
---|---|---|---|
社内費用 | \3,700 | ||
機会損失額 | \200 | 6日 | \1,200 |
合計 | \4,900 |
見積項目 | 金額 | 日数 | 合計 |
---|---|---|---|
社内費用 | \2,800 | ||
機会損失額 | \200 | 0日 | \0 |
合計 | \2,800 |
発売延長は信用問題
ゲーム発売時期を延長したりするとエンドユーザーや卸業者等への信用も落ちます。
最初のころは致命的に感じたりしますが、慣れてくるとお客さんも自社も「まー仕方ないか」とまったくアテにならない状態になり、正直商売として「?」が10個くらいついてしまうようになってしまうと思います。
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