国産ゲームの海外進出における課題 2/4

現地のカルチャー、商習慣は住んでいる人にはかなわない!

「海外に出るときは日本人で一緒に、できれば自社(子会社含)で完結したがる」そうです。日本で成功した事例をそのまま海外にもっていったり、海外でも身内で固めるケース。


記野さん曰く「現地のカルチャー、商習慣は住んでいる人にはかなわない!」

結局、現地の文化習慣は現地の人が一番知っている訳で、ローカライズというのは単にゲームの文言を外国語にするだけでなく、その地域の文化に合わせることですし、商習慣にしてもその地域にマッチングしたやり方は現地の方々なんですよね。


これは海外の話だけでなく地域振興の話も同じで、東京の企業だけで寄り集まって地域に大きなハコモノ計画を立ててもうまくいかない例がありますね。

地域の人達の地域に対する愛情と、地域と一緒に盛り上げていくという、地域の人達を巻き込むスタイルが長い目でコンテンツを育て上げる結果になってます。

地域を巻き込むこと

記野さん曰く「地域を巻き込んで地の利を得ることも必ず選択肢に、信用できる現地パートナーとの関係構築が鍵」だそうです。

もちろんその中でもビジネスとして契約とお金で縛った関係には一定のwin-winが生まれるという思想が大切との事。一見ドライで冷たいように見えますが、ちゃんとそこらへんをキチッとするのって信頼関係を作る上で大切なので、むしろ優しい結果になるんですよね。

~続く~

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